Memorandum

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Note to myself:今日の日常的な意味での時間

時間(じかん)は、できごとや変化を認識するための基礎的な概念である。
「時間」という言葉は、以下のような意味で使われている。

  1. ある時刻と別のある時刻の間(時 - 間)。およびその長さ。
  2. 時刻。つまり、時の流れの中の一点のこと
  3. (哲学寄りの概念)空間と共に、認識のまたは物体界の成立のための最も基本的で基礎的な形式をなすものであり、いっさいの出来事がそこで生起する枠のように考えられているもの。

1.の意味の時間、すなわち時刻の間およびその長さというのは「この仕事は時間がかかる」とか「待ち合わせ時刻まで喫茶店で時間をつぶす」などのように用いられている概念である。長さの意味での時間を数で示す表現を日本語および英語で挙げてみると例えば「5時間(five hours)」「2日(2日間、two days)」「4ヶ月(four months)」などがある。
2.の意味の時間すなわち時刻は、ある特定の一瞬のことである。別の言い方をするなら、時の流れの中の一点(時点)である。これを数的に表す表現には例えば、5時(five O'clock)、2日(the second day)、4月(April)などがある。
3.の意味の時間、すなわち哲学的概念としての時間は、まず第一に人間の認識の成立のための最も基本的で基礎的な形式という位置づけである。カントなどの指摘にもとづき現在まで用いられ日々用いられるようになっている意味である。一般に人は日常的にこの意味での時間を“流れ”としてとらえていることが多い。例えば時(とき)は、「過去から未来に絶えず移り流れる」とか「過去・現在・未来と連続して流れ移ってゆく」などと表現されるのである。なお、時間の流れに関しては、過去から未来へと流れている、とする時間観と、未来から過去へ流れている、とする時間観がある。

Duane Michals (American, 1932)

・過去から未来に絶えず移り流れる/過去・現在・未来と連続して流れ移ってゆく
・過去から未来へと流れている
・未来から過去へと流れている
自分に向かって未来がどんどんとやってきては過去へと消えてゆく感覚。(自分が過去から未来へと向かっているのではなく)未来のほうが自分に向かって流れてくる感覚である。そして現在起きたことがどんどん過去になり遠ざかってゆくという時間の流れの感覚である。こう考えれば、現在は過去の産物などではなく、未来の産物であり、しかも未来というのは固定されたものではなく、無限の可能性であり、しかもその未来は(過去の因果ではなく)さらに未来の因果によって決まる、ということになる。
Chance Meeting 1970 Sequence of six gelatin silver prints

・過去から未来へと流れている
A Story About A Story 1995 ---

・未来から過去へと流れている
Paradise Regained 1968 Sequence of six gelatin silver prints