Memorandum

旧アドレス:http://d.hatena.ne.jp/londoncalling/

Find out too much about a person and you lose interest.

アート・ファンはもちろん、音楽ファン、映画ファン、あるいはストリート・カルチャーを愛するすべての者へ。

その名前は誰もが知っているが、素顔は誰も知らない…。「芸術テロリスト」の異名を持つ、UKを代表する覆面グラフィティ・アーティスト=バンクシー(Banksy。本名・生年月日未公表)。
メトロポリタン美術館MOMAといった著名美術館に無許可で作品を掲示し、世界中のストリートでボムったペインティングは数知れず。パリス・ヒルトンのデビュー・アルバムのフェイクを勝手にCDショップへ陳列したり、「狩りに行く古代人」と題してショッピング・カートを押す古代人が描かれた石を大英博物館にゲリラ展示して物議を醸すなど(後に、博物館はその作品を正式なコレクションに登録)、世界中のアンテナ感度が高い人々に名前を知られる。また、メキシコ・チアパス州サパティスタ民族解放軍が占領している危険な地域にも壁画を残す反戦的な活動と、社会風刺や現代アート界への皮肉を孕んだ過激な作風で、あっという間に時代の寵児となった。トップ企業や大物ミュージシャンからのオファーをあっさり断ることも有名だが、指名手配犯になったこともある彼の作品は常にオークションで高額取引されている。
そんな謎の人物バンクシーが、自身初のドキュメンタリー・フィルム『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を監督。もちろん皮肉屋の彼がありきたりなドキュメンタリーを制作するはずはなく、バンクシーを追いかけるLA出身の男(ティエリー・グエッタ)と立場を逆転し、いつの間にかその男がバンクシーらの手によって「Mr. Brainwash」なるグラフィティー・アーティストに祭り上げられていく・・・という、ひと味もふた味も違うストーリーに仕上がっている。2010年4月に全米で封切りし、続いてサンダンス映画祭やベルリン映画祭に出展するや否や批評家を中心に話題騒然。同年度のアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にもノミネートされた“問題作”が、いよいよ7月16日から日本公開となる。

パルコの壁面には期間限定で巨大な矢印とネズミのグラフィティが描かれてちゃったり、宣伝用のバンクシー・カーが走りまわっちゃったり、、渋谷の街はすでにバンクシー・モード全開らしい。友人でBanksyに会ったことがあるという子がいるんだけど、聞いた話によるとちょっとばかりのarseholeだったらしく、がっかりしちゃったんだけど、彼のユーモアたっぷりというか皮肉たっぷりの作品やそのクリエイティヴィティはやっぱり素晴らしいと思う。

Banksy? in London

Banksyのグラフィティに似たものは結構あちこちで見られる。ちなみに私が初めて見つけたBanksyの作品(というべきか落書きというべきか)はこれ。Oxford CircusからTottenham Court Roadへ歩いてる途中に偶然通りかかった路地裏のようなところで見つけました。私の大学のグラフィックデザイン専攻の生徒たちもこぞって彼のようなグラフィティをやってるから、ホンモノかどうかを見極めるのは彼の作風を知っていないと難しかったりするんだけど・・・・

http://www.banksyfilm.com/